2018年6月に百名山登山6回目に挑んできました。
今回は長野県は駒ヶ根市にある『木曽駒ケ岳』のレポートをしたいと思います。
6月ということもあり天気が落ち着かないなか「木曽駒ケ岳に行く」と決めたのはその日の朝4時ごろ。前日までは苗場山の方が天気が良いという予報だったので苗場方面を攻める予定だったのですが、当日の朝の天気を見てみると苗場はNG、もともと行きたかった木曽駒ケ岳の天気が良さそうだったため、急遽予定を変更して向かうことに。
山の天気を調べる方法ですが、オススメしたいのは「tenki.jp 登山天気」のアプリ。
ブラウザでも見ることが可能なのですが、アプリだと1時間単位で天気の情報を見ることができます。
この天気予報が私の経験上だと非常に精度が高く、まだ裏切られたことがありません。(※この2ヶ月後に裏切られましたw)
私のモットーは「天気の良い日に楽しい登山をする」ことなので、事前に天気を調べることは最重要項目。ぜひ、使ってない人は一度使ってみてください。
そんなこんなで、木曽駒ケ岳に向かいます。東京の都心からは約3時間程度。マイカーで行く人は「菅の台バスセンター」を目指してください。
高速道路に乗って駒ヶ根ICで降りてから2kmぐらいなので、ほぼ高速道路を運転している感じでストレスはあまりないでしょう。
バスで向かう人は「バスタ新宿」から高速バスが出ているので、高速バスを使うのが良いかと思います。新宿⇄駒ヶ根で往復7,000円、駒ヶ根バスセンターで降りて「すずらん通り」というバス停からロープウェイの乗り場である「しらび平駅」まで往復で2,060円。「しらび平駅」から「千畳敷駅」のロープウェイは往復で2,260円で、合計で11,320円と結構な金額がかかってしまうという事実。。。
マイカーで行った場合でも3人で割って高速料金とガソリン代で1人5,000円ほど。かつ「菅の台バスセンター」の駐車場料金が600円で3人で割ると200円。
「菅の台バスセンター」から「千畳敷駅」までのバス代とロープウェイ代は往復券で3,900円。これを足し合わせると合計で9,100円という金額に。クルマの燃費や参加人数などによるかと思いますが、マイカーの方が時間的にも余裕ができたり、金額的にもおトクかなという印象です。
「菅の台バスセンター」の場合に限りますが「しらび平駅」行きのバスは1時間に2本、30分間隔でしか運行していません。登山前に準備等があるので、そんなに待たされる感じはしないと思いますが、計画的に行くのであれば事前に調べた方が良いかと思います。ちなみに「菅の台バスセンター」は5:15の始発から30分刻みで最終は16:15となります。それ以外のバスの時刻表はこちらからご確認してもらうと良いと思います。
登山に備えてコンビニによる
要チェックしていただきたいのがコンビニの場所。
駒ヶ根ICを出てから直接「菅の台バスセンター」に向かうと、約2kmの道中にはコンビニが1件もありません。もし事前にコンビニよる必要がある状況だとしたら、駒ヶ根ICを出るときに「菅の台バスセンター」の反対側に進みましょう。しばらく走るとセブンイレブンがあるので、そこでしっかりと事前準備をすることをオススメします。
「菅の台バスセンター」から「千畳敷駅」に向かう
準備ができたら「菅の台バスセンター」から「しらび平駅」のバスに乗ります。
「菅の台バスセンター」では「千畳敷駅」までの往復券を購入できるので、こちらで購入することをオススメします。この販売所ではクレジットカードが使えるので要チェックです。
私たちは7:50ぐらいに「菅の台バスセンター」に到着し準備をして8:15発のバスに乗り「しらび平駅」に向かいました。8:50ごろに「しらび平駅」に到着し9:00発の「千畳敷駅」行きのロープウェイに乗車。
ロープウェイから見える景色も既に気持ちよくて、山に登る前に少なからず満足感を感じてしまうほどです。笑
これが 千畳敷カール
7~8分ほどロープウェイに乗り「千畳敷駅」に到着。駅を出るとそこにはこれまで見たことのない絶景が広がります。
「あぁぁ、もう満足…」と思うぐらいの満足感で、個人的には登山せずにここで写真を撮って終わりでもいいやという感じでした。笑
モーションラプスで撮った動画も大自然感が伝わり大満足。
むしろ、ここでずっとタイムラプス回しておきたかった。笑
とはいえ更なる絶景とインスタ映えを求めて木曽駒ケ岳を目指す
登山届けを「千畳敷駅」で提出していざ登山開始。一気に登る急斜面の麓まで平坦に近い道を歩きます。
この日は6月中旬だったのですが、自分たちが想像していたよりも残雪がタップリ。最初は「余裕っしょ!」と思っていたのですが、これアイゼンが無いとツライです…
アイゼンなしだと足元が滑る滑る。
そんな状況にもかかわらず、他の登山客の方々も5割がたアイゼンをつけずに懸命に登っているため、弱音は吐けないなと思い、気合いと根性で登り続けます。
角度エグくないですか??
そんなこんなで文句を言いつつ登ると1時間弱で「乗越浄土」に到着します。
この時点で時間は10時ぐらい。スタートから1時間かからないぐらいで到着することができました!
「乗越浄土」もインスタ映え間違いなし
ほぼ四方のどの方向を見ても霧がなければ素晴らしい景色を見ることができます。
次に向かったのは「宝剣岳」
木曽駒ケ岳の頂上で昼ゴハンを食べる計画、かつ、時間も10時過ぎということで先んじて「宝剣岳」を登ることに。
木曽駒ケ岳の周辺を登る行程の中で1番コースがエグいのが、この「宝剣岳」ではないでしょうか。と、大袈裟に書きましたが鎖場がある程度のことで個人的には恐怖を感じるほどではありませんでした。(コースは宝剣山荘側からのコース)
ただ、鎖場の下が若干危険な香りがして、落ちても途中で止まれそうな感じもするのですが一部の人には恐怖に感じるコースかもしれません。大人が自分一人で進む分には問題ありませんが、子供を連れて行く場合などは十分注意していきましょう。※あくまで夏山の前提です。冬の宝剣岳は過去に滑落している人が数多くいて、死者も出ているとのこと。
宝剣岳の頂上からの景色も含めて見てみてください。
あと、宝剣岳の頂上についたら、この岩の上に立つのが一般的(?)なようです。
実施に登ってみたのですが、高所恐怖症の私には耐えれない感じで、結局座ったままで立つことはできませんでした。ぶるぶる。
次に向かったのが「中岳」
宝剣岳を降りた後に向かったのが「中岳」
そう、今記載している通り「中岳」に向かったのですが、私たちは何か別の情報を鵜呑みにして「中岳」を「木曽駒ケ岳山頂」だと思い込んでしまったのです…
「宝剣山荘」から「中岳」は30分程度ということもあり「余裕だわー!」と思って到着するとまさかの「中岳」…
そこから「木曽駒ケ岳」までのルートはキツイ訳ではないのですが、一旦頂上だと思っていた分、気力が削られてしまいました…
そこからは「気合・根性・友情」で木曽駒ケ岳を目指します。
「ヤバイ、もう頑張れない..」と一瞬思ったぐらいから15分ぐらい歩くと無事に山頂に到着。これまで登った山の中でも意外に登りやすい印象でした。
山頂からの景色。そして食事。
到着するなり、まずは山頂からの景色を抑えていきます。
正直言うと、頂上からはあまり良い写真が撮れませんでした。というのも最初に見た千畳敷カールが1番キレイに思えてしまうんです…
そしてタイムラプス
やっぱり頂上から動画やら写真を撮るのが、山登りの醍醐味の1つ。
そして、もう1つの醍醐味である食事の準備に入ります。
バーナーを持ってない人は買ったほうが良いです。一緒にいる同行者に借りるのも良いのですが、やはりマイバーナーでお湯を沸かすことにも醍醐味があるのではないでしょうか。
オススメのバーナーは『ジェットボイル』
理由は火力が強く早く沸騰するというところにあります。
-小さな火力で素早く沸騰させる低燃費クッキングシステムのジェットボイル-
独創的なデザインにより、わずかな燃料で素早く湯沸かしや調理のできるアウトドアクッカーを考案したパイオニア・ブランド。クッカーとバーナーを一体収納型にし、大幅なコンパクト性も実現。発売以来、アウトドアでの調理スタイルを一変させ、今なお斬新で機能的なイノベーションを発信し続けています。
ちなみに、先輩が使っているバーナーは「PRIMUS」
先輩曰くコンパクトにまとめれるところがメリット。そしてガスカートリッジの色が「黄色」で、山に映える色であるところもオススメのポイントです。
携帯性が良くコンパクトで軽量なボディでありながら、3600kcal/hと圧倒的なパワーを持っています。安定性の高い四本ゴトク、垂直に配置した点火装置により全体的にスマートなデザインです。ハイパワー、コンパクト、軽量と三拍子揃ったウルトラバーナーは、ハイキングから高所登山まで幅広く活躍します。
続きまして食事はどうするのか、という話ですが、
王道は「カップヌードル」
王道ですし、美味しいし、どこのコンビニにも置いてあるし。箱買いをする必要はないと思いますが、オトクなので一応リンクを貼っておきます!
私がオススメしたいのは「アマノフーズ商品」
個人的に山のメシでオススメしたいのが「アマノフーズ」と「尾西食品」。OMMに参加した際にも大変御世話になったのが、この2つの商品でした。
最近試したのは”アマノフーズ 畑のカレー”
コンビニで買ったバターロールをつけて食べると、それは美味!もはや山でなくても家で食べても美味しいこと間違いありません。笑
あとは豚汁。
OMMの時に購入したのですが、美味しすぎてOMMに持って行かなかった分があっという間になくなりました。笑
そして最後に「MUJI」こと「無印良品」も紹介いたします!この木曽駒ケ岳に持って行ったのは「素材を生かしたカレー キーマ」
あぁ、、思ったより写真映えしない….
器を完全にミスりました。次回は器のフチが片方低くなっているような食器を購入して持っていくしかない(そんなのあるのか)、と感じた写真です。笑
そして下山するのみ
あとは下山のみ。特別に記載することはありませんが、冒頭に述べた通り千畳敷カールの部分の角度がエグすぎるため、やっぱりアイゼン持って行けばよかったと思いました(まだ買ってないけど)。
オススメのアイゼンはこちら。
「冬山登らねーからアイゼンいらないや」と思ったんですが、3月も4月も5月も6月も、登った山は全部雪が残ってました。笑
そして基本的にはアイゼンが必要でした。(至仏山と今回木曽駒ケ岳は付けずに登れましたが)
あと、アイゼンを着けるにも、登山靴がしっかりしてないと何度もアイゼンが取れて大変でした。ということで登山靴も紹介しておきますね。
”アルパインクルーザー 2800”
念のため、アルパインクルーザーのメーカー紹介文を記載しておきます。
冬期登山全般に対応する汎用性を持つ中綿入りウインターブーツ。アッパーには高い耐久性を誇るショーラーケプロテックを採用し、シンセティックブーツならではの軽量感を生かしたデザインです。屈曲を妨げないフレキシブルな足首デザインにするなど、快適性を確保する工夫を凝らしています。ゴアテックス®ファブリクスの透湿性を最大限に生かすゴアテックス®インシュレーテッドコンフォートを採用。ワンタッチアイゼンおよびセミワンタッチアイゼンの装着にも対応しています。
冬の登山(と言っても残雪期)を経験してみて思ったのですが、やっぱりお金がかかる!
でも費用をかけなきゃ安全が担保できない!ということで自分で購入するか、知り合いに貸してもらうか、WEBでレンタルすることをオススメします。
下山後の温泉は “こまくさの湯”
木曽駒ケ岳で登山をした後に温泉に行こうということで寄ったのが【こまくさの湯】
料金が610円と格安にも関わらず、温泉の種類が複数あったり露天風呂があったりと十分に満足できる温泉。2階には休憩室もあるため、仮眠をとることも可能です。
木曽駒ケ岳に登る前にクルマを止める駐車場との距離も近いため、サクッと寄れるので是非利用してみてください。
登山で減った体力は地元の食べログ上位店で回復!!
駒ヶ根で探そうとするものの行きたいお店が少なく、東京への帰り道に寄れる伊那市でお店を探すことに。
食べログを探している時に見つけたのが【桜や】
以前、辰野町のホタル祭りの時にも見つけたお店で気になっていたので行ってみることに!
詳細はA LA CARTEのサイトに遷移してご確認ください!
まとめ
日帰りでいける初心者向けの百名山だと思います!
是非、MEEJOHNのように始めたばかりの人がいましたら行って見てください!
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